スターバックスのマグカップ
スターバックスが日本に最初の店を構えたのは1996年の8月6日でした。東京銀座松屋通り1号店には多くの人が群がり、マスコミは日本にも本格的なコーヒー時代がやってきたと報じました。あれから10年以上が経ち今や大きな町にはスターバックスが進出し町の風景までも変えてしまっているようです。ではなぜこのコーヒー店がこんなにも人気があり大きくなっているのでしょう。確かに日本上陸前にも米国で人気がありました。しかし、それまでの日本のコーヒーショップいわゆる喫茶店を考えてみましょう。何か薄暗い雰囲気の中に、ソファーが置いてあり比較的薄いコーヒーを飲ませてくれるのが常でした。なんとなく入りづらく、いざ中に入ると常連客が店の中で世間話をしていたりで、たまに入ると居づらかったり、タバコの煙がムンムンとしている店内で好きなコーヒーを飲むにもかえってストレスの原因でした。
そこにいきなりガラス張りで店内が丸見えの、しかもコクのあるコーヒーで、若いさわやかな愛想の良い店員が対応してくれます。どちらが人気が出るかは明かでした。そんなこともあり、スターバックスが株式を上場させてまもなく私は10株を購入しておきました。毎年、配当代わりに送られてくる無料ドリンク券10枚は店内のものをどれでも指定することが出来て最高です。
これらスターバックスなどの企業が成功してきた共通の手法があります。それはロゴマークです。例えばソニーのロゴは「SONY」の4文字ですが昔から変わることなく徹底して使用しており、どんな製品にも堂々と大きくロゴを刻んでいます。またディズニーランドのロゴは「ミッキー」です。どこまでもミッキーを浸透させ今や子供たちには大人気です。同様な例は数多くあります。昔から変わらなく使い続けることが大事で松下やケンウッドのように何かあるごとに変えなければならないロゴでは効果半減です。この効果を逆に盛んに使っているのは日本のユニクロやソフトバンクです。彼らもきっと何年後にかは世界企業となりうると信じています。ただし、ロゴを変えないことが条件だと思いますよ。それほどロゴには不思議な力がありブームを巻き起こすきっかけも潜めているからです。
ところでスターバックス品物にはロゴが必ず付いています。じつは、あのロゴ3回目のデザインなのです。最初は紅茶も置いていたのでTEAも一緒に書いたもので、しかも黒一色のロゴでした。
このスターバックス人気はいつまで続くのでしょうか。最近の日本はすっかりアメリカナイズされてという人がいますが、私はそうは思いません。アメリカの物は確かに物事を合理的に捕らえているものが多く、無駄が無いのでしょう。それに共感する多くの人たちが直ぐにブームを作ってしまうのでしょう。一度ブームが出来るとマスコミが飛びつきます。コーヒーの味にうるさくない人も、どんどんスターバックスにはまります。そんなことはスターバックスの経営者から見れば初めからわかっていたことであり、これからもスターバックスは何かをやるでしょう。それが何かは今はわかりません。しかし、お金の本当の使い方を知らない日本人相手ならどんなことをやっても当たります。スターバックス人気はしばらくは続くと思うし、コーヒー好きの私にとっては有難いことなのです。




