撮影:TOMIOKA Takumi (2008/09/27)
長野県穂高市からは北アルプスが全貌出来るので時々撮影に出かけている。南安曇郡穂高町という地名が旧名であるが、ここは古い地名で呼んだほうが似合っている。山々が直ぐ近くに見えるし松本市内にも近いので昔から訪れる観光客も多い。長野自動車道を松本インターから少し北に走ると、次のインターが豊科である。降りた交差点を突っ切って高速道路沿いに再び北に走ると、やがて穂高町という地名が目立つようになる。この辺りは、昔から「道祖神」が多く道端にもその形を眼にすることが出来る。写真の好きな人の中には、この道祖神ばかりを追いながら写真集まで発行している方もあるほどである。ここ10年ほどは観光客が多くなり別のスポットも増えたので、以前ほど道祖神の姿も見かけなくなった。それでも近くにある観光地の「わさび畑」内には数体が残っている。
この道路とは反対側(山側)に並行に走っている県道がある。ちょうどアルプスの姿が近くなり急に見えなくなる距離である。その道にある学者村という地名に注意しながらゆっくりと車を走らせると、右手に林の中に入る細い道がある。乗用車1台がどうにか通れるほどの細い山道である。県道から入ること数百メートルも走ると左手に床上式の黒っぽい木造の喫茶店がある。店の入口には「書幹集」と書かれた目立たない看板があるので注意したい。
中に入るとクラシック音楽が流れており、それも昔の真空管KT88プッシュプルアンプで超柔らかい音であり、明らかに最近のキラキラした音とは違う。長時間聞き流していても疲れないし、音量も適当な大きさなので会話の邪魔になることも無い。一人で読書するにも適している。最近よく見かけるようになったスターバックスで読書をする環境とはかなり違う、ここの環境に浸ればもう病みつきになることは間違いない。そのため固定客も多いようであるが、皆さん静かに読書をしている人が多いみたいだ。階段を登り、2階に上がると右手の奥に図書室がある。ひと部屋ではあるが結構沢山の古い本が並んでおり、貸出も多いようである。しかも、この部屋の壁には銅板が張られており、室内が非常に落ち着くように工夫されている。鈍い銅板から反射される暗い光が外から入る強い明りと室内に設けた電球の灯りをバランス良く助けているようである。
手作りで出来たチーズケーキとアイス
珈琲と紅茶のほか色々なお茶があり、メニューも多い。ケーキにも種類が多いが、とりあえずチーズケーキを注文した。どれも、手作り感がすぐに伝わり、じっくりと味わいながら戴くことができる。




